英語の勉強をし始めると、TOEIC600点という数字をよく目にします。
社内でも600点以上とか650点以上を、英語を使う業務の基準にしているのを聞く人も多いと思います。
実際に600点を取ると、どのような職業に就くことができるのか。
また、一般的に企業が従業員に求めている英語力とは、どれぐらいのレベルなのかをまとめました。
- 英語を使った職業に就くことができる！
- 600点以上だと転職する際に有利！
- 営業や技術系の部署でも基本的に600点以上が求められる！
TOEIC600点とはこんな状態！
TOEICでは、TOEIC600点を以下の状態であると定義しています。
日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。
複雑な場面における適格な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。
基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
出典：PROFICIENCY SCALE TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表
日常生活には対応でき、部分的にですが、業務でも英語を用いることができる状態であると言えます。
上記でも記載されている通り、自分の意思を何とか伝えるだけの文法と語彙(単語量)が身についている状態と言えるでしょう。
TOEIC600点あれば英語に関わる業務ができる
TOEIC600点を取ることができれば、英語を用いた仕事も検討することができます。
一般的に「英語を用いた仕事」とは、600点を超えてくるあたりからのことを言います。
TOEIC600点では、以下のような職業の求人があります。
- 企業の受付/事務
日本のお客様だけでなく、海外との取引も多い企業では、外国籍の方は訪問してくることもあるでしょう。
そこで、受付担当者として、訪問先や応接室への案内などを英語で行うことが、主な業務内容です。
TOEIC600点を取得していれば、名前を聞いて、部屋に案内する程度のことはできそうです。 - 貿易事務/営業事務
海外の工場や、取引先、運送業者とのコミュニケーションをとる際に英語を用います。
輸出入関連の連絡をする際には、英語で電話やメールを使うことが求められます。
この職種では、求める人材像の欄にTOEIC600以上などと記載されていることが多いです。
また、営業事務の場合は、海外の顧客用の見積や契約書の作成を支援しますので、英語で見積書や契約書を作成することが求められます。 - システムエンジニア
社内の情報システム担当でも英語力が求められる場面が出てきます。
グローバルに拠点を展開している会社のシステム担当ならば、現地の従業員からのシステムに関する問い合わせや、故障対応なども行います。
その際に、現地の従業員への状況のヒアリングや、現地のシステム対応者とのコミュニケーションに英語が必要になってきます。
企業が期待するTOEICスコアは600点～650点が主流
TOEICが出しているレポートには、以下のように記載されています。
| 新卒入社 | 525点 |
| 中途入社 | 710点 |
| 営業部門 | 650点 |
| 技術部門 | 620点 |
| 国際部門 | 750点 |
| 採用時に参考にするスコア | 625点 |
こちらのレポートのデータを見ても、社会人としては、600点以上を持っていることを企業側は求めていることが分かります。
まずは600点を目指せばOK！
これまで見てきたように、職種の種類も、企業側から求められる英語のレベルは、TOEIC600点前後ということが分かりました。
ほぼ英語を勉強したことがないという方も3か月勉強すれば、600点は取得できます。
私が425点から600点を取得するまでに実施した勉強法や、参考書は以下にまとめていますので、こちらも見てみてください。
