TOEICの参考書

TOEIC600点を達成するためのおすすめ参考書5選

TOEIC600点を達成するには、当然、全部の問題に正解する必要はありません。
600点を取るために正解すべき箇所と問題があるので、その問題に正確に回答できれば自然と600点を獲得することができます。

一般的なTOEIC(TOEIC Listening & Reading)には、リスニング分野とリーディング分野に分かれます。
それぞれの分野で300点ずつ取れれば、合計で600点になります。

各分野で300点を取るために必要なおすすめの参考書を紹介します。

リスニング分野

リスニング分野で300点を確実に取るためには、テストのPart1とPart2の正答率を上げる必要があります。
Part1は、写真や風景の描写を正確に伝えている選択肢を選ぶを問題です。
Part2は、短い質問文に対する返答内容を記載している選択肢を選ぶ問題です。
Part3以降は、読まれる英文も長く、複雑になるため、600点を取るためには、ここで点数を稼ぐ必要があります。

そのためにおすすめの参考書、アプリを紹介します。

音声変化というものを理解する

英語には音声変化というものが存在します。
例えば、「Take it easy.」という文は、「ていきりってぃーずぃー」と発音されます。
ここでは『連結』『同化』『ら行化』という音声変化が起きています。
英語は、文章になって発音されるときには、音声変化して発音されるということを理解する必要があります。
それを学べるのが「Listening Hacker」です。
音声変化は全部で6パターンあるのですが、それら全てが無料で学べます。

Listening Hacker
Listening Hacker
開発元:KEIGAKUSHA COM.
無料
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Part1、Part2を実際に聞く

音声変化を学んだ後は、実際に試験問題を聞きまくりましょう。
TOEICは、本番の試験問題は持ち帰れず、過去問も世の中には出回っていません。
そのため、最も本番に近い練習問題を使うことが、試験になれるための一番の近道です。
実際に本番のTOEICの試験を運営しているところが出している公式問題集を使いましょう。
TOEICは2016年から形式が変わっています。

第210回公開テスト(2016年5月29日実施)よりTOEIC Listening & Reading Testの出題形式を一部変更いたしました。
出典:TOEIC公式サイト

新形式に対応している公式問題集は全部で4つです。

2015年より以前に出ている問題集は旧形式の問題集なので、買わないように注意してください。

リーディング分野

リーティング分野では、3つの知識を覚えていくことが重要です。

  • 単語
  • 文法
  • 長文読解

これらの3つの知識を高めていくことがリーディング分野の得点を上げるために非常に重要です。

単語はキクタン600が最適

TOEICの英単語帳は数多く発売されていますが、最も最適な単語帳は「キクタン」シリーズです。
TOEIC600点を目指す場合は、「改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 600」が一番です。
キクタンは、TOEICの本番試験だけでなく、公式問題集や、その他の問題集などから良く使われている単語だけが厳選されています。
今後TOEICの点数を高めていく上でもキクタン600を完全に覚えているかどうかで、伸びが変わってくるとも言われています。
私自身も英語のコーチングスクールに通っていたときに、コーチから「キクタン600の内容だけは、絶対に忘れないように!」と何度も念を押されました。
それぐらい「キクタン600」に収められている単語は重要なものばかりです。
キクタンは文字通り、音で単語を覚えていきます。
これは文字を見て覚えるよりも、効果的に暗記できることに加えて、リスニングの対策になっています。
一石二鳥で単語を覚えることができるので、単語帳は必ずキクタンを選ぶようにしてください。

文法は基礎的な参考書を繰り返す

TOEICで600点を取るには、中学校で習う英文法から基礎を身に付けておく必要があります。
中学校の文法ぐらい覚えているという人も多いと思いますが、この部分が抜けていると、今後の伸びに影響します。
着実に600点を取るために、まずは中学校の内容から復習することをおすすめします。
基本5文型から、かなり分かりやすく解説されている英文法の参考書が「ゼロからはじめる 新TOEICテスト英文法」です。

この次にやる文法の参考書が「TOEIC TEST英文法―TARGET 600」です。
文法問題の種類別に「品詞」「文法」「語彙」「総合」の4パートに分かれています。
各パートに40問が収められており、合計で160問で構成されています。
左のページに問題、右のページに回答、解説が書かれており、見開きで完結します。
また、1問あたりの回答時間も書かれており、解くときに意識することで、本番の文法問題に取り組む際の緊張感を保ったまま学習を進めることができます。
参考書自体もかなり薄い(1.4cm)なので、持ち歩いでもかさばらず、電車の中でも簡単に勉強をすることができます。
見開き構成なので、短い時間でも細切れで進めることもできたので、かなり重宝しました。
この参考書を5周すれば、TOEIC600は、ほぼ間違いないと思います。

長文問題は公式問題集のみで大丈夫

TOEIC600を目指す上では、公式問題集だけで問題ありません。
新形式に対応している公式問題集は全部で4つです。

TOEIC600を取るためには、全部終わらせる必要はありません。
絶対に時間切れになってしまうと思いますので、確実に取れる問題を取ることが重要です。
ゼロからはじめる 新TOEICテスト英文法」と「TOEIC TEST英文法―TARGET 600」をやりこんでいれば、自然と長文でも理解できる部分が増えてきます。
おそらく、この段階ではまだ、すらすら読めて回答できるという状態にはなっていませんが、文法の基礎をまずは定着させることを心がけましょう。

TOEICで600点を獲得するには、基礎的な内容を繰り返すだけ

TOEIC600点を取るためには、基本的な単語と英文法を理解し、定着させることで達成できます。
そのためには、何度も基礎の部分を繰り返すだけです。
1週間や1か月で到達できるようなレベルでもありません。
(現在の自分のスコアにもよりますが。)
上で紹介したリスニング分野とリーディング分野をバランスよく進めることが重要です。