TOEICと就職・転職

TOEIC600点は就職に有利か?実データを基に検証してみた

TOEICを勉強する理由は様々だと思います。
その中でもこんな人も多いのではないでしょうか。

  • 業務で英語使いたい!
  • 英語を今よりうまく使って仕事をしたい!
  • 就職・転職を有利に進めたい!

TOEICは、600点以上だと就職に有利になる!

TOEICが公開しているデータから、600点以上を取ると就職にも有利なことが分かったので、詳しく説明していきます。

企業で求められているスコアは600点だった

日本の企業も最近では、海外への事業展開を求められており、それにつれて、従業員に英語力を求めています。
TOEICが228社を対象にアンケート調査を実施したところ、従業員に求める英語力として、以下のデータが明らかになりました。

TOEICの点数範囲 従業員に求めるTOEICの点数
800~ 10%
700~795 15.6%
600~695 20.9%
500~595 24.7%
400~495 13.1%

出典:2013年「上場企業における英語活用実態調査」報告書

こちらのデータを見て分かる通り、企業が従業員に求める英語力のレベルとして、500~700範囲が最も求められていることが分かります。
また、TOEICの公開データには、全社員に求めるTOEICの期待スコアは「600点」であると記載されています。

国内の企業からは、600点が一つの基準になっていることは間違いなさそうです。

TOEIC600点のレベルを実データに基づき詳しく解説 大学別、社会人別に分けてデータを公開しますTOEIC600点は、最初に設定する目標の人が多いと思います。 でも、最初は600点って、どれぐらい英語ができる状態なのか分かりません...

7割の企業がTOEICを重要視していることが判明

求められているスコアは理解できたけど、そもそもTOEICって企業が重要視しているかについては、知りたいですよね。
結論は、企業の約7割がTOEICの点数を重要視しています。

TOEICの公開データによると、69.3%が入社希望者の履歴書に記載のTOEICの点数を参考にすると回答しています。

あまり企業自体がTOEICを重要視していないようであれば、そもそも勉強する意味がないですが、7割の企業が採用時に参考にしているということは、他の英語の資格よりも、TOEICのスコアを持っていた方が、企業側へのアピールにもなります。

英語のレベルを証明するためには、TOEICのスコアを提示することが一番良さそうですね。

アンケート質問:採用時にTOEICスコアを参考にするか?

参考にしている 27.6%
参考にすることがある 41.7%
将来的に参考にしたい 14.0%
今後も参考にする予定はない 11.4%
無回答 5.3%

出典:2013年「上場企業における英語活用実態調査」報告書

国内での就職・転職を考えるなら、まずは600点を目指そう

就職・転職すると言っても英語を使う部署と、英語を使わない部署で当然求められる英語力が違うのは、ごもっともです。
しかし、海外とのやり取りが比較的すくないと思われる部署でも、TOEIC600点以上のスコアを企業は求めています。

新卒入社 525点
中途入社 710点
営業部門 650点
技術部門 620点
国際部門 750点
採用時に参考にするスコア 625点

出典:2013年「上場企業における英語活用実態調査」報告書

上記のデータを見ても、国際部門以外でも600点以上のスコアが求められていることが分かります。

つまり、どこの会社に就職・転職しようとも、TOEIC600点以上の英語力が求められている時代ということです。
新卒入社の場合は、500点台でも良さそうですが、入社後や転職時に求められるスコアはもう少し上になっていますね。
入社後でも、転職時でも、英語力の向上が求められています。

逆にいうと、600点以上のスコアを持っていれば、入社してからの昇進、部署異動でも、転職を考えるときにでも、有利に進めることができるということです。

まずは、600点をクリアすることで、見える世界が変わってきそうです。

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