TOEICの参考書

TOEIC600点を取るためにおすすめの文法の参考書、問題集3選

TOEIC600点を取るためには、まず最低限、中学校の文法は完璧にマスターしておく必要があります。
中学校レベルの参考書でも、実際にやってみると、知ってるよ!っていうものから、普通に間違うものまで出てきます。
知っている内容は、それで良いのですが、間違ったものに関しては、なぜ間違ったのかを徹底的に分析する必要があります。

TOEIC600点を目指すだけでなく、さらにその上まで見据えた文法の参考書、問題集を紹介します。

まずは中学校の文法からマスターしよう

中学校レベルの文法は知っているという人は、ここは飛ばしても大丈夫です。
本当に基礎の基礎から勉強し直したいという人は、ゼロからはじめる 新TOEICテスト英文法がおすすめです。
全ページがカラーで非常に分かりやすい構成になっています。
また、Forestみたいな分厚い文法書ではなく、必要な内容に絞って書かれているため、さくっと知識をインストールすることができます。
文法の解説だけでなく、各文法のカテゴリごとに「基本問題」と「実戦問題」に分かれています。
基本問題は、中学レベルの英語で文法が正確に理解できているかを測ることができます。
実戦問題は、実際にTOEICで出題されるレベルの問題で、身に付けた文法の知識を使うことができるかを確かめることができます。
問題量も多くないので、基本的な知識の確認には最適な文法書です。

160問の手軽な問題集で抜け漏れを確認しよう

中学生レベルの文法知識のインストールが完了したら、実戦問題に進みます。
TOEIC600を取るための実戦問題が収録されているのが、TOEIC TEST英文法―TARGET 600です。
ゼロからはじめる 新TOEICテスト英文法を飛ばした方は、このTOEIC TEST英文法―TARGET 600から始めることをお勧めします。
TOEICのPart5(文法問題)を集中的に練習するための教材です。
TOEICのPart5の問題は、以下の3つに分類されます。

  • 品詞の知識で解く問題
  • 文法の知識で解く問題
  • 語彙の知識で解く問題

TOEIC TEST英文法―TARGET 600は、上記の3のパターンごとに40問ずつ練習問題が収録されています。
さらに、最後のこの3つの種類の問題が混ざった、総合問題が40問あります。
合計で160問の文法問題に取り組むことができます。

ここで待ちがった問題は、なぜ間違ったのかを徹底的に分析します。
品詞、文法で間違った場合は、ゼロからはじめる 新TOEICテスト英文法に立ち戻り、忘れている知識を補填します。
間違った原因が語彙力である場合は、新たな単語として暗記します。

5周ぐらいすると、この160問は正解するだけでなく、なぜこの選択肢が正解なのかを論理立てて説明できるようになります。

この状態を目指して、TOEIC TEST英文法―TARGET 600に取り組んでみてください。

TOEIC600点を上回る世界へ

TOEIC600点を目指す上では、上記の2冊と公式問題集があれば十分に到達可能です。
600点を超えて、さらに上を目指す方にはTOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問がおすすめです。
1000問とありますが、正確には1049問が収録されています。
文法を極める場合は、このでる1000問(通称でるせん)を5周します。
TOEIC900点を目指す方は、でるせんを5周はしています。
非常に分厚く、見ただけでやる気が失せます…。
しかし、これをやりきると文法で困ることはなくなるでしょう。

何度も言いますが、600点を目指す上では「でるせん」をやる必要はないと思います。
上記の2冊と公式問題集を終えても、まだ文法問題に取り組む必要がある場合のみ、手を出してみてください。

文法はすべての基本である!

文法が分からないことには、長文も読めないし、リスニングも理解できません。
中には、単語の意味だけ暗記すればいけるという意見もありますが、ビジネスの場では文法がめちゃくちゃの英語を話しても、意味はありません。

もちろん、完璧な英語を話す必要はありませんが、通じさせよう(ある程度正確な文法を使う)とする努力を見せることが重要です。

相手もそれが分かると、こちらの英語を聞き取ろうとしてくれます。
文法を学ぶことは、相手に対する敬意でもあると思います。

まずは、600点を取れるようになるための文法をマスターしましょう!

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