TOEICとは

TOEIC600点を取ったときの手ごたえは?感覚よりも正答数を意識しよう

学校のテストや、車の仮免許試験などこれまでの人生で何かしらの「試験」を経験しています。
試験が終わった時点で「できた!」「これはちょっとなぁ…」という感覚は誰しもが持ったことがあると思います。

もちろんTOEICを受けた後でも自分の手ごたえを感じるときと、そうでないときがあると思います。
しかし、TOEICは、そんな手ごたえを易々と裏切ってきます。

手ごたえではなく、正答数を重視しよう!

TOEICのスコアは、特殊な方法で出されているため、試験の内容、難易度によって点数にばらつきは出ません。
つまり、自分の手ごたえと点数は、関連せずに、自分の英語力がそのまま点数に反映される仕組みになっています。

手ごたえという”感覚”に左右されてはいけない

「手ごたえ」というのは、自分の感覚なので、それに一喜一憂するのはあまり意味がないです。

では、何を基準にすれば良いのかというと、正解にたどり着くまでのロジック(論理)です。
TOEICだけでなく、すべての試験問題に共通して言えることですが、正解には必ず正解の理由があり、不正解には不正解の理由があります。

4つの選択肢の中から、1つの選択肢を選んだ理由が、明確に自分の中で説明できたかどうか、を基準にします。

リスニングの場合も、明らかに自信を持って、選択肢を塗りつぶしているときと、不安なまま塗りつぶしているときがあると思います。
自信を持って塗りつぶしているときは、自分の中に正解の理由となるキーワードが聞き取れています。
だからこそ自信を持って回答できています。

文法問題の場合も同じです。

This is my _______ computer.

(A) news
(B) newly
(C) new
(C) newness

(筆者が独自に作成)

この文法問題は、「品詞」を問うている問題である。
この場合、この位置には形容詞が来るから、A, B, Dが違うから、正解はCだな。

このように、頭の中でCを選択した理由が明確にあるわけです。

感覚ではなく、正解の理由を説明できる割合を把握していることが大事です。

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TOEICの試験内容の難易度でスコアはブレない

学校のテストでは、今回は平均点が10点低かったから、いつもより10点低くてもまぁ良いだろう、となります。
そのブレをなくすために、「偏差値」という別の数字で自分の位置を知ることができます。

しかし、TOEICでは偏差値のような数字はなく、スコアだけが送られてきます。
TOEICの難易度が、回数によって異なるのは以下を見て頂いても分かると思います。

このように、自分が受験する回によって、多少難易度に差があります。

じゃあ、自分が受けたときが、たまたま難しかったら点数が低く出るのか、というとそんなことはありません。
TOEICでは、特殊な採点方法を使っており、試験の難易度によって、受験者のスコアがブレないように設計されています。

簡単に言うと、試験の難易度に関わらず、600点を取れる英語力がある人は、600点という数字が出るようになっています。
特殊な採点方法については、以下に詳しく解説していますので、興味のある方は見てみてください。

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模擬試験で正答数を確認しよう

では600点を取れる英語力とは、何をもって判断するのか、というと正答数です。
何問正解すれば、600点に到達するのか、という指標を持っていれば、自分で勉強する際の目標にもなります。

TOEIC600点を取るには60%の正答率が必要!

だいたい、6割正解をすればTOEICでは600点を超えることが多いです。
上で説明した特殊な採点方法を知らなくても、TOEICには点数の換算表というものが付いていますので、換算表を使って説明します。

リスニング リーディング
素点 換算後点数 素点 換算後点数
66 – 70 290 – 360 66 – 70 280 – 365
61 – 65 265 – 335 61 – 65 250 – 335
56 – 60 235 – 310 56 – 60 220 – 305

出典:公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3より一部抜粋

これが点数の換算表です。
素点が正解した数です。
リスニングとリーディングに分かれている表になっています。
これを見ると、リスニングもリーディングも約60問ぐらいを正解すると、点数に換算した時に300点~350点前後になります。

換算後のスコアに幅がありますが、これが試験の難易度によってブレる幅です。

換算表を見ると、6割を切ると、換算後のスコアでも300点を切る場合があるので、600点以上を狙いたい場合は、やはり6割以上の正答率で問題を回答していく必要があります。

公式問題集を使って、実際の試験時間で模擬試験を解いてみましょう。
そこで自分の正答率を把握できます。

試験とは、普段の勉強の延長なので、普段の勉強正答率が5割しかないのに、試験で6割取れることはありません。
なので、しっかり自分で模擬試験に取り組みながら、自分の正答率を把握することが重要です。

感覚ではなく、明確な目標と数字で600点を狙おう

「手ごたえ」という感覚論から抜け出し、600点を獲得するための定量的な数字を紹介しました。

この記事のまとめ
  • 手ごたえはただの感覚で意味はない!
  • TOEICの点数は、試験の難易度で変化しない!
  • TOEIC600点を取るためには6割以上の正答数を目指す!
  • 公式問題集で自分の正答率を知る!

目標を達成するには、まずは自分の今の位置を知ることが大事ですね。

その上で今の自分に必要な勉強をしていくことが目標達成への第1歩です。

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