TOEICの勉強を始めようと、最初が意気込みますが、だんだんモチベーションも下がってきて、1週間も続かない人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちに向けて、モチベーションに左右されない勉強方法を紹介します。
今からお話する内容は、勉強の効率や効果の部分ではなく、机に座れるか、テキストを開けるかの部分のお話をします。
勉強に対するスタンスを固めるために、僕がやってきたことも含めて書いていきます。
今回お伝えする内容のポイントはこちらです。
- 「モチベーション」と「やる気」は違うよ
- 勉強するための時間を確保しよう
- 人は1日に多くのことに集中できない
- 作業化することで、今日何しよう?から始めない
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
モチベーションとやる気を混同しない
結構、「モチベーション」と「やる気」を混同している人が多いと思います。
「モチベーション」とは、行動する上での目的意識であったり、動機付けであったりします。
「やる気」とは、そもそも存在しません。やれば出てくるものです。
これらのセリフを自分も何度使ったことか分かりません。
モチベーションは確かに存在していて、自分が成し遂げたい目的と、それを達成したときに湧いてくる高揚感などから来るものです。
英語の勉強の場合だと、
- 海外旅行で英語を話してみたい
- 外資系の会社で働きたい
- 英語でビジネスをしたい
などの目的があります。
その勉強方法の1つとして、また、英語力の1つの指標としてTOEICを使っているだけにすぎません。
モチベーションとは、本来、目的を達成するための動機付けという意味なので、目的を達成するための方法を行使する際に、感じたり湧き出てくるものではありません。
つまり、英語の勉強に対して、モチベーションが湧かないとか、低いなどという使い方は間違った使い方なのです。
また、こういった不安定なものに依存した勉強方法を取っていても、目的達成はされないので、自分自身を型にはめていくことが重要です。
そのための方法をここから解説していきます。
時間を確保する
今の自分の1日の生活スタイルを思い出してみてください。
すでに今のあなたの1日の生活スタイルでは、どこにも勉強をする時間はないと思います。
勉強をするためには、当たり前ですが、勉強をするための時間が必要です。
その時間を捻出する必要があります。
しかし、今の生活スタイルを見直さないと、勉強時間は生まれてきません。
一番やりがちなのは、睡眠時間を削ることですが、これは最も続かない方法なので、やめた方が良いでしょう。
時間の作り方はこちらの記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
1日に力を割けることには制限がある
これは僕の持論ですが、人が1日に集中してできることには制限があると考えています。
人は1日に多くのことを気合を入れて取り組むことができません。
特に社会人になると、朝から夕方、もしくは夜遅くまで仕事をしています。
惰性でこなせる業務なら問題ないですが、頭を使って、気を使ってという高度に頭を使うような職場だと、そこで、1日の気力を使ってしまうことが多いですよね。
家に帰ってきてから、さらに英語の勉強をするための気合を使い果たしているわけです。
多くの人は、この状況を「モチベーションが続かない」「やる気がない」と表現します。
これは、単に気力や体力がないだけで、モチベーションうんぬんは関係ありません。
ここで僕のおすすめは、1度寝た後の朝に時間を確保することです。
人は1度寝ると、気合と体力が回復しています。
その状態で、本来仕事に使うはずだった、気合と体力を先に勉強に少しだけ費やします。
そうすることで、勉強をするための時間と気合が確保できます。
仕事に支障が出ないのかと言われると、出ないとは言い切れませんが、サラリーマンの仕事の場合は、強制力が働いているので、多少気合、体力がなくでも問題なく、仕事ができると思います。
やることを作業化することですぐに始められる
勉強を開始するときに「今日は何をしようかな」と考えることは、あまりおすすめできません。
事前に、今日やることは作業レベルまで詳細化されている必要があります。
- キクタン600の301番目から350番目を覚える : 30分
- キクタン600の1番目から100番目までを復習する : 30分
- 公式問題集のPart3の音源を使って、スクリプトを見ずにできるようになるまでシャドーイングをする : 30分
このように詳細に何をやるかまで、事前に考えておくと即座に勉強に取り組むことができます。
TOEICの勉強の優先度をあげよう
ここまで型にはめて、モチベーションに左右されずに、作業的に勉強をする方法をお伝えしていきました。
お伝えした内容をまとめておきます。
- 「モチベーション」と「やる気」は別物である
- 勉強に対して、モチベーションを持ち出すのは間違いである
- 勉強の時間を強制的に確保する
- 1日の気合を優先的に勉強に充てる
- 勉強の内容を作業化する
今回お伝えした内容を、実現するためには、自分の生活スタイルの中で、TOEICの勉強の優先度を上げる必要があるということです。
この記事を読まれているということは、少なくとも今の自分の英語力を上げる必要がある状況にあると思います。
英語力向上のために自分の時間を割く=優先度を上げることは、必要不可欠です。
そのためのマインドセットと、時間の作り方の工夫をお伝えしました。
もし、自分だけで、英語の勉強時間やスケジュールを作成することが難しかったり、相談する先がないという人は、こちらの記事も参考になると思います。