TOEICを受けようとするときに、誰しもが一度は考えると思います。
僕も考えたことがあります。
勉強しても、あまりスコアが伸びている気がしないけど、スコアの提出が求められる期限が迫っている…。
こんなことは良くあります。
実際に「替え玉受験」ができるか考えてみましたが、どう考えても無理でした。
ありきたりな結論になりますが、まっとうに受験することをおすすめします。
- 替え玉受験は絶対にバレる!
- まっとうに勉強して受験しよう!
替え玉受験をすることはほぼ不可能
替え玉受験が成立する場合は、以下が成り立っていることです。
- 1. 受験申込者 ≠ 実際の受験者
- 2. 身分証明書の顔写真 = 実際の受験者
1は、簡単です。
申し込み時に、顔写真の提出は不要なので、スコアが欲しい人が受験申込をすればOKです。
そして、実際に受験会場に違う人に行ってもらうだけで、1は成立します。
2は、非常に難しいと思います。
こちらについては、次の章以降で詳しく解説します。
顔写真の提出と身分証明書の提出が必要
TOEICの試験当日、受験会場に持参する必要があるものは、以下の通りです。
- 受験票
- 証明写真1枚
- 当協会が認める自己を証明する写真付の本人確認書類(有効期限内のもの)
- 筆記用具
- 腕時計
受験票にも証明写真を添付する枠があります。
そして、試験会場で、受験票、持参した証明写真、本人確認書類をもって、受付を行います。
当然、この時に受験会場に来ている人と、受験票、証明写真、本人確認書類の写真を確認します。
この時点で、「2. 身分証明書の顔写真 = 実際の受験者」を成立させることは難しいです。
身分証明書を偽造するという手段を取ることができますが、なかなかそこまでする人はいないと思います。
(TOEICのスコアとバレた時の社会的制裁を天秤にかけると、どう考えても釣り合わない)
試験中に監査員が目視で確認
受け付けまでを、「受験申込者」が行い、試験が始めるまでのどこかのタイミングで、「実際の受験者」と入れ替わることができます。
TOEICの試験会場は、大学などが多いため、普通に学生が歩いています。
学生のふりをして「実際の受験者」が事前に、会場内に入っておいて、隙を見て「受験申込者」と入れ替わることは、物理的には可能だと思います。
しかし、実際に試験が始まってからしばらく経つと、試験監査員が、机の上に置いている受験票の写真と、「実際の受験者」の顔が合っているかを確認に回ります。
この時点で、「2. 身分証明書の顔写真 = 実際の受験者」を成立させることは不可能になります。
バレると受験資格がはく奪される
もし、不正行為がバレた場合はどうなるのでしょうか。
- 試験官による注意・警告
- 試験途中でご退場いただく
- 手荷物の確認
- テストの採点をしない
- 当協会またはETSの運営するテストに関する受験資格を剥奪する
- 当協会またはETSの運営するテストに関するスコア(過去に受験したものを全て含む)を無効(キャンセル)にする
- なお、スコアを無効にした場合において企業・学校・団体などからスコアに関する照会があったときは、当該スコアが無効である旨を当該企業・学校・団体などに通知します。
出典 : TOEIC公式サイト
今後、TOEICの受験が不可能になったり、自分が所属する組織(学校や会社など)に通知されるということですね。
逮捕されたり、犯罪者扱いされるようなことはなさそうですが、やはり、やめておいた方が良さそうです。
やっぱりまっとうに受験することをおすすめします
結論としては、やはりまっとうに受験することをおすすめします。
TOEICは、難しい試験で、試験時間も長く、あまり受けたくない気持ちは分かります。
しかし、しっかり勉強すれば、確実にスコアは上がるものです。
ネットで情報を探していると、1か月で600点超えました!というような情報に出会いますが、気にする必要はありません。
個人個人で、英語のあてることができる時間も違うでしょうし、求めているスコアも違うので、自分のペースで勉強することが一番です。
一番やってはいけないのは、間違った努力です。
正しい勉強法を身に付けて、勉強していくことが重要です。
第二言語習得の理論に基づいた勉強法や、単語の覚え方なども紹介しているので、良ければそちらも参考にしてみてください。