TOEICのパーソナルトレーニング

【体験談】50万円払ってENGLISH COMPANYを3か月受講した【本音レビュー】

最近は筋トレと同じように、英語をトレーニングとして捉える人も多くなって気ました。

英語も人によって現状のレベルが違うため、個々に合わせたパーソナルトレーニングを提供するサービスも増えてきています。

私が受けたパーソナルトレーニングは「ENGLISH COMPANY」というものです。

ENGLISH COMPANY 評判
ENGLISH COMPANY 体験談

などで検索しても、実際に書かれている内容は、無料体験の内容だったり、サービスを提供している企業がインタビューに答えているものが多いです。

そこで実際に50万円払って、3か月みっちり受講した私が、実際の受講内容や雰囲気などを余すところなく紹介します

こんな人が読むと良いです。

  • 英語のパーソナルトレーニングを検討している
  • ENGLISH COMPANYの受講を検討している
  • 英語のパーソナルトレーニングってどんなことをするのか分からない

この記事を読むとこんなことが分かります。

  • 英語のパーソナルトレーニングの具体的な内容
  • ENGLISH COMPANYでの実際のレッスンの様子
  • 3か月みっちり受講した後の効果

それでは詳しく解説していきます。

ENGLISH COMPANYってなに?

ENGLISH COMPANYとは、英語のパーソナルジムと呼ばれる、英語学習において、個人の現状と目標に合わせて、学習計画の作成とサポートをしてくれるサービスです。

1人1人に固定のトレーナーとサブトレーナーが付きます。
基本的にはメインのトレーナーが面倒を見てくれますが、客観性を担保するためサブでもトレーナーを付けて、レッスンが進んでいきます。

英語と言っても、ENGLISH COMPANYは、TOEICのスコアアップに特化していると考えた方が良いです。
つまり、スピーキングやライティングの能力を伸ばそうと考えている人には、あまり適していないかもしれません。

また、ENGLISH COMPANYの大きな特徴の一つが、第二言語習得研究に基づいた学習プロセスの沿ったレッスンの内容になっています。

私は、ENGLISH COMPANYで、実際に50万円の費用を払って、90日間の本格的なパーソナルトレーニングを受講しました。

ENGLISH COMPANYを見てみる

パーソナルトレーニングの具体的な内容

これはENGLISH COMPANYだけに特化した内容ではありませんが、一般的な英語のパーソナルトレーニングの内容を簡単にまとめておきます。

英語のパーソナルトレーニングは、大きく以下の内容が含まれています。

パーソナルトレーニングの内容
  • 現状の英語力の調査
  • 適切な目標設定
  • 学習計画の作成
  • 対面でのレッスン
  • 自宅学習のサポート

それぞれの内容について、詳しく解説していきます。

現状の英語力の調査

TOEICを受講したことがある人は、直近のTOEICのスコアの提出を行います。

また、その場でリスニングと文法の簡単なテストがありました。

テストをすることで受講者が今、どれほどの英語力を持っているのかをトレーナーになる人が分析してくれます

ここで変な小細工をしても、何も意味ないので、恥ずかしがらず今の能力を明らかにするように取り組むことをおすすめします。

どうしても、格好を付けたり、一番良かったTOEICの点数を言ってしまいがちですが、本当に今の英語力を正直に伝えるようにしましょう。

適切な目標設定

目標はTOEIC900点です!

と言っても良いのですが、現状500点の人が、3か月で900点に到達することは非常に難しいです。

ここもトレーナーと相談して適切な目標を設定した方が良いです。
3か月で達成できる現実的なラインは、100点~200点アップです。

また、直近で必要になる業務から、それに必要なTOEICの点数に落とし込んでもらうのも1つの方法です。

  • 英語のメールのやり取りが増えた
  • 海外出張があり、現地で英語を聞き取る必要がある

上記のような状況であれば、750点程度を目標にすれば問題ないでしょう。

トレーナーと相談することで、自分に合った現実的な目標を設定することができます。

学習計画の作成

90日間は英語漬けになるので、そのための学習計画を作成します。

学習計画自体は、トレーナーが作成してくれるので、受講生は言われた課題をこなしていくだけです。

だいたい1日に2時間~3時間の時間の確保が必要になります。
これは机に座っている時間というわけではなく、通勤通学の時間などで勉強ができる時間も含みます。

私の場合は、

  • 朝起きて、30分でシャドーイング
  • 通勤時間の1時間で英単語を100単語を見る(暗記じゃないのがポイント)
  • 自宅に帰ってきてから文法書の問題を解く

みたいな生活を送っていました。

対面でのレッスン

週に1度~2度の対面でのレッスンがあります。
主に、自宅での学習状況の進捗確認や、トレーナーからその場でフィードバックをもらった方が効果的な学習を行います。

  • ディクテーション
  • オーバーラッピング
  • サイトトランスレーション

と呼ばれるトレーニング方法をメインで実施します。

トレーナーからフィードバックをもらうことが効果的なのは、リスニングパートです。
なので、トレーニング内容も耳を使うものがメインになっています。

簡単に言うと、単語や文法は、家で1人でやれってことです。

自宅学習のサポート

自宅学習では、主に以下を行います。

  • 単語の暗記
  • 文法問題の演習
  • シャドーイング

問題集の解説を読んでも、理解できない場合は、LINEなどのメッセージアプリを使って、トレーナーに質問することができます。

自分がした質問や、回答がすべてLINEの履歴に残るので、あとから見直すときも簡単です。

また、シャドーイングについては、自分で発声した音声をLINEの音声メモ機能を使って、トレーナーに送ります。

すると、うまく発音できていな部分や、詰まっている箇所を指摘もらうことができます。
そうすることで、教材への理解と、自分のリスニング能力への理解が深まります。

実際のENGLISH COMPANYでのレッスンの様子

ここからは、実際にENGLISH COMPANYを90日間受講した時に様子をお伝えしていきます。

対面でのレッスンの内容から、自宅学習の様子まで、余すところなく書いていきますので、興味のある方は読んでみてください。

単語テスト

これは毎回のレッスンの冒頭で行われます。

ENGLISH COMPANYの場合は、週に2回、対面レッスンがあります。

そのため、3日間に一度は単語テストをすることになります。

一回のテスト範囲は、「これまで暗記した単語」+「新規に暗記した単語」です。
つまり、レッスンの回数を重ねるごとに、テスト範囲が増えていきます。

新しく暗記する単語数は、100単語です。

3日間で100単語を暗記+前回までの単語を復習していく必要があります。

ENGLISH COMPANYで利用した単語帳はキクタン600, 800, 990の3冊でした。

地味にしんどくて、毎回プレッシャーでした。

シャドーイング

レッスン中にシャドーイングの教材に対して、以下の内容をで理解を深めます。

  • 英文をチャンク(意味のかたまり)で分ける
  • チャンクごとの意味を日本語で理解する
  • 英文としてそのまま理解する
  • 音を聞いて、英語のまま意味のイメージで理解する

これらの作業をした後に、英文をすべて暗唱します。

その後、実際に音声を聞きながら、シャドーイングをします。

ここでうまく発音ができなかったり、言葉が詰まってしまった箇所については、トレーナーが改めて英文の意味の理解しているか、音声変化がうまくできているかを指摘してくれます。

対面で練習したシャドーイング教材を、自宅に持って帰り、次回のレッスンの最初にシャドーイングのテストを行います。

ディクテーション

主にTOEICのPart2の英文を使ってディクテーションをします。

トレーナーのPCでPart2の音声を流して、それを手元のノートに書きとります。

これぐらいだと自分だけでもできそうなのですが、ENGLISH COMPANYでは、TOEICで出やすく、かつ日本人が聞き取りにくい音声を選定して教材として提供してくれます。

ここのノウハウは、独学ではなかなか得られない部分なので、パーソナルトレーニングを付けているメリットだと思いました。

オーバーラッピング

オーバーラッピングとは、シャドーイングとは違い、耳から聞こえてくる音声と同時の同じ英文を発音することです。

ディクテーションで使った教材と同じ教材を使います。

ディクテーションで、頭の中で、英語の音と文字を一致させているので、スムーズに発音することができると思います。

サイトトランスレーション

実は、上記のシャドーイングの中に含まれています。

チャンクごとの意味を日本語で理解して、英文が読まれたら、即座に日本語訳を言うというトレーニングです。

It looks like / 見えます。
you and your brother / あなたとあなたの弟は
have some issues. / いくつかの問題を抱えている

これは英語の返り読みしないためのトレーニングです。
TOEICは時間との勝負ですので、英語を頭から読んで、頭から理解する必要があります。

模試結果の分析と対策の検討

90日間のトレーニング中に2回模試を受けます。

30日目、60日目を基準とし、公式問題集を解きます。
これは、本番と同じ環境を自分で用意し、自宅で問題を解きます。

そこでの回答用紙を写真で撮影し、LINEでトレーナーに送ります。
公式問題集には、素点からスコアへの換算表が付いているので、自己採点をすると、実際のスコアをだいたい知ることができます。

TOEICのスコアの仕組みについては、こちらの記事でも解説しています。

模試の結果から、当初目標にしていたスコアへの到達率を分析し、今後の学習計画を修正します。
場合によっては、目標スコアの上方修正や、下方修正もあります。

模試の結果が、現状の自分の結果ですので、真摯に受け止め、90日間での効果を最大化することに注力しましょう。

自宅学習のLINEでのサポート

自宅学習では、主に以下を行います。

  • 単語の暗記
  • 文法問題の演習
  • シャドーイング

特に、シャドーイングを練習結果を共有する際にLINEを利用します。

自宅で練習したシャドーイングの音声を、音声メモの機能を利用して、トレーナーに送ります。

最初は、かなり恥ずかしいですが、だんだん慣れてきます。

しかも、音声メモは取りなおしが効かないので、一発撮りです。
なのである程度、練習を重ねて、あまり失敗しなくなったタイミングで、音声メモに録音するのが良いです。

ミスったらトレーナーに何度も音声メモが届いてしまいますので(笑)

3か月受講した結果報告

実際に90日間、無事受講を終えました。

途中、仕事も忙しくなって、深夜まで残業していた時期もあったので、だらけてしまった部分もありました。

それでも、多少の効果はあったかなと思うので、効果についても嘘偽りなくお伝えしたいと思います。

受講後のTOEICの点数は680点でした

50万払って、90日間みっちり勉強で、680点かいっ!

そのようなツッコミを受けることは重々承知していますが、これが事実です

私がENGLISH COMPANYを受けた時の点数は、620点でした。
なので、実質は50万払って、60点しか伸びませんでした。

60点なんていうのは、何度か受けると誤差で伸びそうな点数です。

広告などでは、200点アップ!脅威の300点アップ!という文字を目にすると思います。

私の実感では、広告に出たり、インタビューに出ている人は、本当に一部だと思います。

私が受講していた時も、非常に多くの人が教室に来られていましたが、インタビューに出たりしていないということは、私のような人が非常に多いのが実情だと思います。

英語学習の方法を体系的に習得することができました

点数は、上記でお伝えした通りです。

パーソナルトレーニングの受講を検討している方からすると、期待していたほど効果ではないという印象を受けているでしょう。

しかし、パーソナルトレーニングの本質は、自分自身で、トレーニング後も自走できる知識を付けることです。

私はこの3か月間で、第二言語習得に基づいた英語の学習方法を身に付けました。

点数には結び付きませんでしたが、この学習方法が身に付いただけでも、90日間を走り抜けた価値があったと考えています。

ENGLISH COMPANYは信頼できる英語のパーソナルトレーニングでした

結論としては、ENGLISH COMPANYは非常に信頼のできる英語のパーソナルトレーニングでした。

世の中には、数多くの英語のパーソナルトレーニングのサービスがあります。
私が受けたサービスはごく一部ですが、ENGLISH COMPANYは非常に質が高いです。

  • トレーナーの品質
  • レッスンの組み立て
  • 教材の準備(市販教材+ENGLISH COMPANYが編集した教材)
  • LINEでのサポート

どれをとっても非常に満足いくものでした。

私自身、英語の学習方法について質問を受けたとしても、一定のレベルでは回答できると思います。

それぐらい、体系的に英語の学習のプロセスを身に付けることができました。

90日間という時間と、50万円というコストがかかりますが、それに見合う投資になったと今でも思います。

当時、私をサポートしてくれたトレーナーの方には、大変感謝しています。

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