TOEICとは

TOEICで600点を大学の偏差値で言うとMARCHぐらいのレベル!

TOEICで600点を取れる人たちの偏差値はどれぐらいなのでしょうか?

偏差値と言ってもここでは、大学受験での偏差値を参考に解説していきたいと思います。
(偏差値と言えば、ほとんどの人が大学受験の偏差値を思い浮かべるため)

  • TOEIC600点の偏差値は50~55ぐらい
  • 大学でいうとMARCHレベル

全受験者の平均点が約580点ですので、600点というのは、偏差値でも50~55あたりになりそうですね。

偏差値とは、平均点の人がちょうど50になるもの。

そもそもTOEICに偏差値という概念はない

そもそもTOEICに偏差値という概念は存在しません

受験生全体の平均点、学生の平均点、社会人の平均点などのデータは存在しますが、TOEICの結果に偏差値は記載されていません。

平均点から無理矢理出そうと思えば出すことができますが、TOEICの場合は、いつ、どのタイミングでテストを受けても、受験者の英語力が正確に「スコア」という形で計算されるように設計されているので、偏差値を計算する必要がありません

TOEICの点数換算の仕組みについては以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。

TOEIC600点を取るための正答率は60%で大丈夫!点数換算の仕組みも解説TOEICの点数は、どのように算出しているかは、実は公開されていません。 学校の試験の点数のように、配点が決まっていて、大きい配点の問...

TOEIC600点を偏差値に換算するなら50~55

それでも無理矢理、TOEIC600点を偏差値に換算するなら50~55になります。

過去の第232回のTOEICの点数別の偏差値を見てみましょう。

点数 偏差値
700 57.1
650 54.3
600 51.4
550 48.5

出典:公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧

やはり、600点と取ったときの偏差値は、50~55の間になっていることが分かります。

ちなみに満点(990点!)を取った場合の偏差値は、73.8となります。
試験を作るときに満点の偏差値が70~75になっていると、それは適切な難易度に設定された試験問題だと評価されます。

TOEICの採点方法は、難しすぎる問題は、採点の対象から除外するという処置も行っているため、結果的に同様の難易度になっています。

大学でいうとMARCHレベル

TOEIC600点は、大学でいうとMARCHと呼ばれる東京の私立大学と同じぐらいのレベルです。

以下が、各大学の学生のTOEICの平均点です。(601点~700点の範囲を抜粋しています。)

689点 青山学院大学
688点 東京大学(学部)
667点 関西外国語大学外国語学部英語学科
650点 日本外国語専門学校
649点 広島大学医学部
648点 神戸大学
641点 同志社大学
640点 東京工業大学
636点 千葉大学医学部
634点 獨協大学外国語学部英語学科
630点 立教大学
630点 大阪女学院大学
628点 宮崎国際大学(4年次)
628点 京都大学
620点 高校の英語教員のTOEIC平均スコア
619点 一橋大学(※大学院法学研究科の平均は823点)
617点 中央大学
615点 明治大学
出典:大学別TOEIC平均スコアランキング

TOEIC600点のレベルを実データに基づき詳しく解説 大学別、社会人別に分けてデータを公開しますTOEIC600点は、最初に設定する目標の人が多いと思います。 でも、最初は600点って、どれぐらい英語ができる状態なのか分かりません...

TOEIC600点はほぼ平均点

TOEICの運営団体から公開されているデータや、それを基に偏差値を計算しましたが、600点というのは、ほぼ平均点付近でした。

社会人の平均は607点ですので、600点では平均点以下になります。

TOEICの勉強を始めようと思っている方、すでに始めている方は、おそらく学生の時からも真面目に勉強に取り組んでこられた方々だと思います。

学校のテストで平均点だと、あまり調子よくなかったな、という印象を持った人もいると思います。

TOEIC600点は、まさに平均点ですので、適切な勉強方法で勉強すれば誰でも到達できます。

TOEIC600点を取るための勉強方法もまとめていますので、気になる方は見てみてください。