TOEICで600点を取るためには、完全に初心者だと約1000時間かかると言われています。
1000時間と言われると、途方もない時間に聞こえるかもしれません。
1日に1時間を確保できると、1か月で30時間です。
3か月で900時間です。
1日に1時間を確保できると、3か月ちょっとで1000時間に到達します。
- 通勤時間で単語をインストール
- 家では声を出す練習(シャドーイングなど)
- 本番試験も分割して実施
1日に1時間を確保できなくても、分割して隙間時間を利用すると、1日1時間は簡単に確保することができます。
目次
1000時間の勉強時間が必要
TOEIC600点を取得するためには、完全に初心者から勉強した場合、約1000時間の勉強時間が必要と言われています。
現在のTOEICスコア | 650点を取得するための勉強時間 |
250 | 950時間 |
350 | 700時間 |
450 | 450時間 |
550 | 225時間 |
出典:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Successより一部編集
おそらく完全に初心者の人というのは、少ないと思うので、実際は500時間~700時間の確保ができれば600点を十分目指すことができます。
人によりますが、最初から700時間を目指すと、それよりも少なくなってしまうのが人の性です…。
合計1000時間を目指していると、少し怠けても700時間で落ち着くので、まずは毎に、1日1時間を確保して勉強に費やすことが大事です。
1日に1時間~2時間を勉強に確保すれば3か月で1000時間達成可能
1000時間必要なのは分かったが、では、どうやって1日に1時間を確保すれば良いのでしょうか。
15分単位でも良いので、隙間時間を集めよう!
勉強というのは、必ずしも机に向かっている間だけが勉強時間ではありません。
社会人であれば、1日の自分のスケジュールを考えてみてください。
通勤時間が30分であれば、行き帰りの通勤だけで1時間になります。
お昼休みが1時間あれば、30分でランチをすませば、残りの30分を確保できます。
これだけで、1時間半が確保できました。
さらに、家に帰ってドラマやバラエティを見る時間があれば、それを30分だけで捻出するだけで1日に2時間確保できます。
これができないという人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
厳しいことを言うと、この時間の捻出もできないようでは、到底600点を取ることはできません。
最初の1か月は単語と文法とシャドーイングを優先的に実施
頑張って捻出した時間を、効率的に使うことが重要です。
最初の1か月は、徹底的に単語と文法のインストールをしていくことがおすすめです。
単語と文法の知識がないことには、リスニングも聞き取れないし、文法問題も長文読解もできません。
単語の覚え方
毎日の通勤時間の中で、単語帳を音で覚える作業がおすすめです。
学生の頃などは、単語は書いて覚えていた人も多いのではないでしょうか。
単語が書いていると時間がかかってしまうので、効率的に覚えるには、1日に50単語を音で覚えるのが最適です。
普通の単語帳だと、この方法はできないので、「改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 600」を使います。
文法の覚え方
まずは家の机で「ゼロからはじめる 新TOEICテスト英文法」から進めることをおすすめします。
非常に分かりやすくまとまっており、中学生レベルの英文法の復習、習得に最適なテキストです。
通勤途中で文法を勉強する場合は、「TOEIC TEST英文法―TARGET 600」が使いやすいです。
これは中学生で習う英文法を完全に習得してから使う練習問題です。
シャドーイングのやり方
公式問題集を1冊購入し、リスニングのPart1の音声を聞きながら、回答についている本文を見て、シャドーイングを始めてみてください。
Part2、Part3と進めていくことで、読まれる文章も長くなり、進めていくだけでシャドーイングのレベルが上がっていきます。
後半の2か月は長文の対策を重点的に実施
最初の1か月で、単語と文法のインストールが終わっているため、その知識を活かしながら長文読解に入っていきます。
長文読解の練習も公式問題集だけで問題ありません。
他の長文読解に特化した参考書が多数出ていますが、公式問題集を何度もやることが、600点を取得するための一番の近道と思っていただいて大丈夫です。
試験の直前は、練習問題を最初から通しでやった方が良いですが、普段の勉強では、Part7などを細切れで解いてみるのも非常に有効です。
20分で回答して、5分で答え合わせ、5分で間違った箇所の解説を読めば、30分の時間で長文読解の練習も可能です。
サポートが必要な場合はコーチングサービスの利用がおすすめ
自分でどうしても、自分の時間や行動を管理できない場合は、TOEICのコーチングサービスを利用することをおすすめします。
私もコーチングサービスを利用したことがありますが、そこで利用されている参考書は市販されているものです。
つまり、すでに世の中に出ている参考書を進めながら、解説を読んでも理解できない場合に、いつでもプロに聞くことができる環境が手に入るとの、どうしてもだらけてしまう自分を管理してもらうという2つの役割が、コーチングサービスの概要です。
- いつでもプロに聞ける
- 学習スケジュールと自己管理を外注できる
1日に1時間~2時間の時間を確保できる算段が立てば、コーチングサービスの検討も非常に有効です。