様々な英語のパーソナルトレーニングやコーチングのサービスができてきました。
期間やサービス内容などもバラバラでぱっと見では、良く分からないと思います。
そこで私が短期間で英語を伸ばすコーチング「PROGRIT」の無料体験に行ってきたので、その内容をご紹介します。
目次
PROGRIT代表の岡田さんのお話
まずは、岡田さんの簡単なプロフィールを紹介します。
岡田 祥吾(おかだ・しょうご)
株式会社GRIT代表取締役社長。
大阪大学工学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに新卒入社。
日本企業の海外進出、海外企業の日本市場戦略立案等、数々のプロジェクトに従事。
同社を退社後、2016年に株式会社GRITを創業。短期間で英語力を上げる、英語コーチングサービス「PROGRIT」を提供する。
マッキンゼーでのご自身の業務経験の中で、自分の英語が伝わらず、業務に支障が出た経験を話されていました。
(マッキンゼーとは世界でNo.1の経営コンサルティング企業で、社内の公用語は英語です。)
岡田さん自身も英語の能力を上げたくて、ビジネス英会話教室に週に1回通っていたようですが、全く英語は伸びなかったらしいです。
僕自身もベ〇リッツに一時期通っていましたが、本当に全く英語力は伸びませんでした。
そこで、岡田さんは英語学習に必要なのは、週に1回のネイティブとの会話ではなく、毎日の自習に重きを置くことだと考えました。
さらに、岡田さんは、英語学習を科学的、論理的に分解して、誰にでも効果的なレッスンが提供できるのではと考えたらしいです。
「英語ができる」という状態について、詳しくお話をして頂きました。
英語ができるとは4つの能力があること
「英語ができる」とは、以下の4つの技能があることです。
- 英語を聞くことができる。(Listening)
- 英語を読むことができる。(Reading)
- 英語を書くことができる。(Writing)
- 英語を話すことができる。(Speaking)
この4つができて、初めて「英語ができる」状態と言えます。
漠然と「英語ができる」という状態を、4つの技能に分解して、今の自分に何が足りていないのかを把握することが重要です。
リスニングとスピーキングの仕組み
次に「聞くこと」と「話すこと」に関する脳の仕組みを分かりやすく解説します。
英語を耳で聞いて、口から話すためには、大きく5つの機能がうまく組み合わさる必要があります。
その5つの機能がこちらです。
「聞くこと」に関する動作は、2つの機能で成り立っています。
- 音声知覚
- 意味理解
「話すこと」に関する動作は、3つの機能で成り立っています。
- 概念化
- 文書化
- 音声化
この5つの機能を鍛えることで、英語を聞いたり、話したりすることができます。
これらに加えて、「知識のデータベース」を充実させることで、より多くの英語を聞いたり、話したりすることができるようになります。
次は、この5つの機能を詳しく見ていきましょう。
音声知覚
聞こえてきた英語を、正確に「単語」として聞き取る機能です。
「でぃすぃざぺん」→「This is a pen.」と聞き取ることができる
日本人の耳だと、意識しないと聞き取れない音声があります。
普通に生きているだけでは聞き取れない「音声変化」への対応が重要なカギになります。
意味理解
単語の意味を理解する機能です。
「This is a pen.」→「これはペンだ」と理解することができる
また理解するときに、「これはペンだ」という日本語で理解するのではなく、「ペン」のイメージを頭の中で思い浮かべて理解することで、英語から日本語に頭の中で変換せずに理解できます。
そのため、素早くアウトプット(話す/書く)をすることができます。
アウトプットに時間がかかっている人は、頭の中で英語から日本語に変換して考えていることが多いです。
イメージで、英語から英語のままアウトプットできるように訓練することが重要です。
概念化
これはほぼ意味理解と同時に行われます。
すでに私たちには、日本語がインストールされいますので、私たちの概念は日本語で構成されています。
日本語で理解した内容を抽象化したものが「概念」です。
英語で理解した内容を、その概念と紐づけることを言います。
ですので、英語の意味理解ができれば、ほぼ自動的に「概念化」ができます。
文書化
これは、意味理解を経て、概念化した内容を正しく並べることを言います。
これには、単語と文法の知識が必要です。
知識データベースの充実と比例して、文書化できる内容も多様になります。
音声化
これは、文書化した内容を正しく発音することです。
単語と単語の音のつながりを意識し、時には発音しない音や、単語のアクセントなどを正しく知って、発音できることが重要です。
こういう発音に関しても知識データベースと訓練で補うことができます。
訓練の方法で言うとシャドーイングやオーバーラッピングという方法を使います。
リスニングの勉強方法でも詳しく解説しています。
知識データベース
これは機能ではなく、各機能をよりうまく動かすための材料です。
知識データベースは、主に以下の内容です。
- 単語
- 文法
- 例文
- 発音の知識
これらの数を充実させていくことで、様々な場面で「英語ができる」ようになります。
これらの数を充実させる方法は、主に「暗記」です。
単純の覚えていくしかありません。
単語の効率的な覚え方も別の記事で解説しています。
自分の英語能力の測定
岡田さんの科学的な英語の講義を聞いた後に、簡単な英語のテストがあります。
- 音声変化に対応できているかを確認するリスニングテスト
- 基本的な文法、単語を理解しているかを確認するテスト
- 簡単な英作文
30分ぐらいの簡単なテストを行ったあとに、プロの英語カウンセラーとの面談に移ります。
プロの英語コーチによるカウンセリング
カウンセリングでは、実際にPROGRITのプログラムを教えているコーチの方が対応します。
全員もれなく英語のプロで、過去に留学経験や、英語を使ったお仕事をされていた経験があります。
先ほどのテストの結果を受けて、聞き取れている音声や、すでに身に付いている文法知識などを解説してくれます。
また、先ほどのテストでは「聞く」と「読む」と「書く」に関する項目があったので、ここでカウンセラーと「話す」に関する能力を測定します。
僕の場合は、「自己紹介も兼ねて、自分の今の職業について英語でスピーチしてください」というお題でした。
つたない英語で、話しましたが、カウンセラーの方は適宜、相槌をしてくださり非常に話しやすかったです。
その後、このスピーチに対してもフィードバックがあり、今後何を充実させていくべきかという部分を丁寧に解説してくれました。
自分に最も最適なコースの相談
PROGRITには、複数のプログラムがあります。
ビジネス英会話コース
グローバルなビジネスシーンにおいて、英語で議論や交渉ができるようになることを目指すコースです。
本コースでは、ネイティブの英語も聞き取れるように、シャドーイングを中心とした徹底的なトレーニングを行います。また、自在に英文を作るために例文暗記にとどまらない、ビジネスシーンでよく使われる表現を習得した上でアウトプット中心のトレーニングを行い、飛躍的なスピーキング力向上を目指します。
TOEIC®コース
短期間で目標のTOEIC®スコアUPを目指すコースです。
本コースでは、基礎文法の習得、語彙力の強化、発音の矯正、音声知覚の強化などを行い、短期間で英語力を向上させます。
※点数アップのためのテクニックではなく本質的な英語力の向上を目指します。
TOEFL iBT® / IELTS コース
海外大学、海外大学院留学に必要な、TOEFL iBT®/IELTSテストのスコアアップを目指すコースです。
本コースでは、スコアアップに長い時間を要するTOEFL iBT®/IELTS対策学習時間の確保と習慣づけを行い、特に苦手なスキルを重点的に伸ばすことで、スコアアップを目指します。
また、単なる試験対策にとどまらず、英語の本質的な力を向上させます。
どのコースにおいても、単なるテスト対策やシーンの対策ではなく、英語の本質的な能力の向上に重きを置いています。
テストの結果や、自分の目指したい方向性によって、適切なコースをカウンセラーの方と相談しながら決めることができます。
PROGRITは非常に信頼のおけるスクール
一連の無料体験を受けてみて、非常に信頼のおける英語スクールであると感じました。
直接、代表の岡田さんが登壇される日に体験に行けたのも大きいと思います。
なかなかスクールの設立者が、直接お話をされる無料体験もないので、私にとっては非常に貴重な体験でした。
そこで話されていた科学的な英語学習の方法論や、カウンセリングをしてくださった方の丁寧な対応を見ても、数あるコーチングスクールの中でも信頼できるスクールであると断言できます。
私は、この無料体験だけでも、自分の英語への取り組み方が変わりました。
無料なので、興味のある方は一度、受けてみても良いかもしれません。